和装の豆知識
鶴岡八幡宮の挙式を例に和装花嫁の基本的知識をまとめました。
和メイクと洋メイクの違い
和メイクのベースは水化粧です。
てかりのない、マットな肌感になります。
色使いも、本来は赤、黒、白が基本なのですが、最近は茶も使うようになってきました。
白さも自然な肌色に仕上げます。
眉は笹眉、口紅は小さめに書くのが基本ですが。今はあまり不自然な形にはしません。
文金高島田
結婚式の髪型としては「文金高島田」(ぶんきんたかしまだ)が最も一般的です。
かつらのチェックポイント
- ①結い上げの大きさがお顔に合っているか。
- ②えりあし、富士額がお肌にフィットしているか。
- ③櫛目が乱れていないか。
太陽光でも室内光でも人毛かつらは自然な色艶が美しいです。
掛 下
色打ち掛けや白無垢の下はこのように掛下(かけした)を着ます。
帯は文庫に結び、羽は小さく折りたたみます。
帯結びの大きさや位置が花嫁のきれいな背中の線を作る上に重要です。
衣紋(えもん、衿の後ろ側)の抜き方も花嫁の場合はこのぐらいが理想的です。
これより広いと粋になりすぎ、狭いとカジュアルな雰囲気になります。
帯結び
掛下の帯結びは文庫と決まっています。
振り袖花嫁は立て矢に結ぶのが正式とされています。
留め袖はお太鼓、列席者の振り袖や訪問着はお太鼓の変わり結び、立て矢の変わり結びなど、お好みにより自由に結べます。
道中(移動)の際のスタイル
褄取り姿
右手で褄をとります。
右手に少し負担がかかりますが、腰に肘を当てるなどの工夫で軽減されます。